プラスチック材料評価試験

総務省消防庁 林野火災用消火薬剤の評価ガイドライン

総務省消防庁にて、「林野火災用消火薬剤の評価ガイドライン」が2026年6月30日に策定されました。近年、日本国内でも大規模な森林火災が増加する中、ヘリコプターによる上空からの消火活動で使用される消火薬剤に対し、火災への有効性や健康・環境影響を評価することが重要になってきております。ガイドラインには全27項目の試験が掲載されておりますが、一部の項目は専用の設備が必要であるためお客様自身で試験することが困難です。

ケミトックスは熱暴露保護試験および生分解性試験の2項目に対応可能な設備を持つ数少ない国内試験機関であり、試験内容の事前相談から実際の試験実施までトータルでサポートします。ご検討の中の方は是非お気軽にお問い合わせください。

熱暴露保護試験 生分解性試験

 

【熱暴露保護試験】

試験対象

泡消火薬剤・湿潤剤(混合物)
ゲル剤(混合物)

参照規格

ISO 5658-2 火炎伝播試験装置

試験方法

1) 規定寸法の木材(OSB: Oriented Strand Board)を消火薬剤4Lに浸漬する。

 ※木材は弊社よりご提供可能です。

2) 消火薬剤に浸漬した木材をISO 5658-2試験装置にセットし、パイロットバーナーを近接させた状態で熱暴露する(放射熱流束40 kW/m²)。

3) 木材に着火するまでの時間を計測する。

4) 上記の試験を3回以上繰り返し、着火時間の平均値を求める。消火薬剤と比較するため、水に木材を浸漬した場合についても同様の試験を行う。

 

【生分解性試験】

試験対象

泡消火薬剤・湿潤剤(濃縮物)
ゲル剤(濃縮物)

参照規格

OECD TG301シリーズ

試験方法

消火薬剤またはゲル剤の濃縮物について、活性汚泥を用いた液系培地中での生分解度を測定する。

ケミトックスで対応可能な試験方法は下記の通り。
・OECD TG301B(CO2発生量測定法)
・OECD TG301C(BOD法 標準汚泥使用)
・OECD TG301F(BOD法)

参考:生分解性試験サービス – 株式会社ケミトックス

判定基準
・泡消火薬剤・湿潤剤:易生分解性(28日以内に生分解度60%以上)または生分解性(42日以内に生分解度60%以上)を有すること
・ゲル剤:基準なし

 

【その他の試験項目】

下記の試験については協力機関への委託というかたちでご依頼をお受けしております。

・哺乳類毒性・刺激性試験

試験項目

試験方法

判定基準

急性経口毒性試験

OECD TG420, 423 or 425

濃縮物:LD50 > 500mg/kg
混合物:LD50 > 5000mg/kg

急性経皮毒性試験

OECD TG402

LD50 > 2000mg/kg

眼刺激性試験

OECD TG405

軽度以下の刺激
刺激が強い場合、保護具及び安全取扱手順を推奨

皮膚刺激性試験

OECD TG404

一次刺激指数< 5.0※
刺激が強い場合、保護具及び安全取扱手順を推奨(濃縮物のみ)

 

・水生生物の毒性試験

試験項目

試験方法

判定基準

魚類

OECD TG203

LC50(96時間)
–       延焼抑制剤:>200mg/L
–       ゲル剤:>100mg/L
–       泡消火薬剤・湿潤剤:>10mg/L

甲殻類

OECD TG202

EC50(48時間)
–       延焼抑制剤:>200mg/L
–       ゲル剤:>100mg/L
泡消火薬剤・湿潤剤:>10mg/L

藻類

OECD TG201

ErC50(72時間)
–       延焼抑制剤:>200mg/L
–       ゲル剤:>100mg/L
–       泡消火薬剤・湿潤剤:>10mg/L

その他の試験項目についても弊社にて対応できる可能性がございますので、お困りの際はお気軽にお問い合わせ下さい。

 

【参考リンク】
・林野火災用消火薬剤について(総務省消防庁)

 

お問い合わせ先
担当:林田 拓也
TEL:0551-42-5061


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