低温放電性能試験のご紹介
◆試験条件および要求
試験名 |
規格番号 |
条件 |
要求 |
リチウムイオン電池 低温放電性能 (Discharge performance test at low temperature) |
JIS C8711 |
- SOC 100%
- -20℃で16~24時間静置する
- その後0.2 It Aの定電流で放電し、容量を測定する
|
- 単電池 定格容量の30%以上
- 組電池 定格容量の30%以上
|
JIS C8715-1 |
- SOC 100%
- 製造者が低温温度等級として指定する温度(10、0、-10、-20℃のいづれか)で16~24時間静置する
- 放電タイプによって0.2、1.0、5.0 It Aで放電し、容量を測定する
|
定格容量の70%以上 |
IEC 62620 |
- SOC 100%
- 製造者が低温温度等級として指定する温度(10、0、-10、-20℃のいづれか)で16~24時間静置する
- 放電タイプによって0.2、1.0、5.0 It Aで放電し、容量を測定する
|
定格容量の70%以上 |
リチウムイオン電池の性能要求として低温における放電性能があります。二次電池に限らず、一次電池においても低温での放電性能低下は大きな課題です。温度が低下すると電解質中のリチウムイオン電導度も低下し、その影響で電池内の内部抵抗が増加します。正極材料が異なる市販の18650型リチウムイオン電池サンプルA:ニッケル系、B:マンガン系、C:コバルト系と、寸法が異なるφ40mm程度のD:リン酸鉄系の交流内部抵抗を20℃から-20の温度範囲で比較したところ、下グラフの通り商品によっては2倍以上も抵抗値が上昇しているものもあります。それだけリチウムイオン電池に対しては温度の影響は大きく、上記表の通り低温温度においても放電容量性能に要求があります。
交流内部抵抗と
実際の温度特性についても
弊社HPをご確認ください。
ケミトックスでは上記規格に準じた試験だけでなく温度や前処理を変更した特殊な条件での試験実施も可能です。様々なご要望条件でのご依頼に対応しておりますので、ご興味のある方はお気軽にご相談ください。
【充放電試験装置スペック】 チャンネル数:20ch 槽内温度範囲:-40~100℃ 槽内部寸法:1000×800×1000 (mm) |
 |
リチウムイオン電池の安全性試験

・全固体電池の試験評価サービス
・全固体電池の試作サービス
お問い合わせ先
担当:坂本 清彦
TEL:0551-42-5061 FAX:0551-20-6335
|
ご依頼の際は下記の試験依頼書にご記入のうえ、担当者にご送付ください。 |
 |
 |
|
|
|
 |