スタンバイ状態保持耐久性試験のご紹介
◆試験条件および要求
試験名 | 規格番号 | 条件 | 要求 |
リチウムイオン電池 スタンバイ状態保持 耐久性試験 (Endurance in storage at constant voltage (permanent charge life)) |
JIS C8715-1 | ・高温温度等級※1:THの分類のため実施する。 ・放電したサンプルを製造者の指定する試験温度及び充電方法で充電した後、試験温度で、充電率100%に相当する電圧に90日間保持する。 ・その後25±5℃、開路状態で8~16時間静置し、さらに25±5℃、0.2ItAの電流値で放電し、放電容量を測定する。 |
・定格容量の85%を保持できる最大保持温度を確認する |
IEC 62620 | ・高温温度等級※1:THの分類のため実施する。 ・放電したサンプルを製造者の指定する試験温度及び充電方法で充電した後、試験温度で、充電率100%に相当する電圧に90日間保持する。 ・その後25±5℃、開路状態で8~16時間静置し、さらに25±5℃、0.2ItAの電流値で放電し、放電容量を測定する |
・定格容量の85%を保持できる最大保持温度を確認する |
防災・防犯システムやサーバーのバックアップ電源として使用されるUPS(無停電電源装置)のようなスタンバイ用途で使用されるリチウムイオン電池には、スタンバイ状態保持耐久性試験が要求されます。これはバックアップ電源として使用される場合を模擬しており、上記の試験条件に示す通り、満充電電圧で長期間保持するものです。性能評価のほか、長期的な安全性も確認できる試験となります。 また、この試験は、JIS C8715-1、IEC62620で規定されている高温温度等級:THを決定るする試験にもなっています。詳しくは技術資料:放電タイプについてをご参照ください。
リチウムイオン電池の安全性試験
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