プラスチック・PWB評価試験

自動車内装材用FMVSS 302燃焼性試験

自動車内装材用FMVSS 302燃焼性試験は、乗用車、トラックおよびバスの室内に使用される内装材に発生する火災を想定した試験です。

ケミトックスはサンプル保管環境、ラボ環境を厳密に管理します。

ケミトックスは40年以上に渡り、第三者燃焼性試験ラボとして国内トップレベルの実績を積んでおり、米国A2LAに認定されたISO/IEC 17025に準拠した信頼性のあるデータ提供を行ってきました。特に試験データに厳格さの求められる自動車産業においては、サンプルコンディショニングおよびテスト環境の管理が非常に重要視されます。
ケミトックスではあらゆる規格に対応する環境保全ノウハウの上で、厳密な評価データをご提出します。

サンプル成形も(株)京浜ケミトックスで可能に

昨今のFMVSS 302燃焼性試験のニーズの高まりにお応えして、弊社子会社である(株)京浜ケミトックスでサンプルの成形を行える体制を整えました。今後は同社に樹脂ペレットのみご提供いただければサンプル成形を行い、弊社で試験まで行います。これによりお客様の負担を軽減するとともに、サンプル作成から試験までの期間を短縮できるようになりました。
自動車内装材用FMVSS 302燃焼性試験

金型の写真

※成形可能なサンプル:熱可塑性樹脂、102 mm × 356 mm、厚さ1.0から3.0 mmまで、任意の厚み

FMVSS 302 電動射出成形機

            220トン 電動射出成形機

220トンの電動式射出成形機ですので、油圧式に比較して、ばらつきが少なく成形寸法も安定しています。

各規格のサンプル保管環境およびテスト環境

規格 適用国 サンプルコンディショニング ラボ環境
基本要求 23±2℃/50±5%RHで24時間以上、
168時間以内放置
20±5℃/50±5%RH
FMVSS 302 米国 21℃/50%RHで24時間放置
(16-26℃/50-60%RHで
24時間以上放置)
21℃/50%RH
(16-26℃/50-60%RH)
CMVSS 302 カナダ
ASTM D5132 米国 23±2℃/50±5%RHで24時間以上放置 15~35℃/45~75%RH
SAE J369 米国 23±2℃/50±5%RHで24時間放置。
上記コンディショニング完了後、
試験前まで密閉したポリエチレン袋に
最大1時間保管してもよい。
15~35℃/45~75%RH
ISO 3795 欧州 23±2℃/50±5%RHで
24時間以上7日間以内放置
23±2/50±5%RH
GB8410 中国 23±2℃/50±5%RHで
24時間以上7日間以内放置
規定なし
GMW3232 受理状態:
22±3℃/50±5%RHで24時間以上
エージング後:
40±3℃/93±5%RHで
48±1時間処理後、
90±3℃/168時間処理
22±3℃/50±5%RH

上記規格以外にも各自動車メーカー様の規格・条件にて試験のご対応が可能です。
ご希望の際は下記お問い合わせフォームよりご相談ください。

各規格の必要サンプルサイズおよび数量

規格 サンプル寸法 数量 備考
FMVSS 302 102mm x 356mm
(上記寸法を採取出来ない場合は、
採取可能な最大寸法とする)
規定なし 米運輸省手順書にも数量の規定はないが、同手順書収録のデータシートでは4枚(MD/TD各2枚)以上となっている
CMVSS 302 規定なし
ASTM D5132 100±5mm x 300mm以上 5枚以上
SAE J369 (95~102mm) x (300~356mm) 5枚以上
ISO 3795 100mm x 356mm 5枚以上
実際の製品幅(3~60mmの場合) x 356mm 5枚以上 規定の寸法が確保出来ない場合の下限値
(60~100mm) x 138mm以上 5枚以上
(60mm未満) x 356mm未満 試験不可
(60~100mm) x 138mm未満 試験不可
GB8410 100mm x 356mm
上記より小さい場合:
幅3~60mmの時は長さは最低356mm必要。
幅が60mmより大きい場合:
長さは最低138mm必要。
上記に満たない場合:
試験不能とする。
5枚以上 方向が異なることにより、燃焼速度が異なる場合は両方の方向で別々に試験する。

FMVSS 302燃焼性試験


お問い合わせ先
担当:渡邊 仁
TEL:0233-25-2011

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