リチウムイオン電池評価試験

リチウムイオン電池評価試験一覧 | 高率放電性能試験

高率放電性能試験のご紹介

◆試験条件および要求

試験名 規格番号 条件 要求

リチウムイオン電池
 高率放電性能試験
(High rate permissible current test)

 

JIS C8711 ・SOC 100%※1
・20℃で1~4時間静置する
・その後1.0 ItAの定電流で放電し、
 容量を測定する
・単電池
定格容量の70%以上
・組電池
定格容量の60%以上

JIS C8715-1

M(中立中時間放電タイプ)とH(高率短時間放電タイプ)※2が試験対象となる。
・SOC 100%※1
・25℃で1~4時間静置する
・その後Mは6 It A以上、Hは20 It A以上の定電流で5秒間放電する。この間の単電池または電池システムの端子間電圧を測定する。
・0.2 It Aの定電流で放電し、容量を測定する。
・断線、容器の変形または漏液があってはならない
・端子間電圧が不連続であってはならない
・0.2 It Aで測定した容量が定格の95%以上

IEC 62620

M(中立中時間放電タイプ)とH(高率短時間放電タイプ)※2が試験対象となる。
・SOC 100%※1
・20℃で1~4時間静置する
・その後Mは6 It A以上、Hは20 It A以上のの定電流で5秒間放電する。この間の単電池または電池システムの端子間電圧を測定する。
・0.2 It Aの定電流で放電し、容量を測定する。
・断線、容器の変形または漏液があってはならない
・端子間電圧が不連続であってはならない
・0.2 It Aで測定した容量が定格の95%以上
※1:SOCはState Of Chargeの略で充電状態を表します。
   満充電状態をSOC 100%、完全放電状態をSOC 0%といったように表記します。
※2:高温温度等級については技術資料:放電タイプについてをご参照ください。
 

急速な充放電が可能な点もリチウムイオン電池の特徴となります、規格では上記のような高電流条件での性能要求がある他、実際の使用条件では長期サイクル後も高率放電性能が要求されることもあります。もちろん温度により非常に影響を受けやすい項目でもあります。様々な条件や他の試験との組み合わせも対応可能ですので、ご関心のある方はお気軽にご相談ください。


【充放電試験装置スペック】
チャンネル数:20ch
温度範囲:-40℃~100℃
試験槽容量:1000×800×1000 (mm)

リチウムイオン電池の安全性試験

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・全体電池の試作サービス


お問い合わせ先
担当:坂本 清彦
TEL:0551-42-5061 FAX:0551-20-6335

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