低圧試験のご紹介
持ち運び使用するスマートフォンなどの電子機器で広く利用されるリチウムイオン電池ですが、従来の二次電池と比べると危険性も高く、様々な安全性試験が要求されています。低圧試験は輸送時の安全性で求められる多くの基準の中で、航空輸送を想定した試験になります。条件は下記の通り各規格同様となっていまして、航空機の飛行高度よりやや高い約15000m相当の減圧下条件となってります。ケミトックスでは規格規定の条件以外でも試験を受け付けております。今後の技術開発にどうぞお役立て下さい。また、弊社の宇宙環境評価試験をご覧ください。
試験名 | 規格番号 | 条件 | 条件 |
リチウムイオン電池 低圧試験 (Low Pressure test, Altitude Simulation test) |
JIS C8712 | SOC 100%(常温) 20±5℃ 11.6 kPa 6時間 |
発火、破裂または漏液がないこと |
JIS C62133-2 | SOC 100%(常温) 20±5℃ 11.6 kPa 6時間 |
発火、破裂または漏液がないこと | |
UN38.3 | SOC 100%(常温) 20±5℃ 11.6 kPa 6時間 |
発火、破裂または漏液がないこと (SOC 100%サンプルは試験前の電圧の90%以上) |
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UL1642 | SOC 100%(常温) 20±5℃ 11.6 kPa 6時間 |
発火、破裂がないこと、さらに規定を超える弁作動および漏液がないこと | |
IEC 62133 | SOC 100%(常温) 20±5℃ 11.6 kPa 6時間 |
発火、破裂または漏液がないこと |
【低温減圧試験装置スペック】 下限温度 /圧力設定:-70 ℃ / 0.1 kPa 温度範囲:-70 ℃~180℃ 温度変化速度:上昇:2.0 ℃/分、下降: 1.5 ℃/分 圧力範囲:0.1 kPa~大気圧 槽内寸法:W800 x H800 x D800 mm |
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リチウムイオン電池の安全性試験
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