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リサイクル材含有量 認証取得支援サービス

持続可能な社会の実現に向け、先進国を中心にプラスチック製品へのリサイクル材使用を義務付ける規制が進んでいます。EUでは、2025年2月に包装材に一定以上のリサイクル材を含めることを求める「包装および包装廃棄物規則(PPWR)」が公布されました。自動車業界でも、廃車(ELV)規則案において、新車に使用するプラスチック材料について一定比率のリサイクル材の使用を義務付けが議論されています。また、米国の一部の州やインドなどでも、リサイクル材の包装材に対するリサイクル材使用に関する法制化の動きがございます。

リサイクル材の含有は外からは確認できず、また現状では含有有無やその比率を定量的に分析できる汎用的な手法はまだ開発されておりません。一方で、上記のような規制の動きを受けて、各企業の自己宣言にとどまらず、第三者の検証を経た信頼性の高い情報開示の要求が強まっております。そうした流れを受け、リサイクル材含有率に関する認証スキームが世界中で乱立し、それぞれの違いや、どの認証を取得すればよいかが非常にわかりづらい状況が生じております。

ケミトックスでは、各国の規制動向や認証制度を的確に把握し、最適な認証取得プランをご提案するコンサルティングサービスを提供しています。

世界中のあらゆる認証スキームに対応しております。代表的なものを以下に示します。

【代表的なリサイクル材関連の認証スキーム】


ISCC Plus

RCS
(Recycled Claim Standard)

GRS
(Global Recycled Standard)
SCS Global RecyClass OK Recycled

【リサイクル材含有量認証の概要】

リサイクル材含有量の認証で重要なのは、Chain of Custody(CoC:管理の連鎖)と材料のトレーサビリティです。
認証を取得するには、リサイクル材の供給元が明確で、品質が適切に管理されていることが求められます。そのため、社内文書の検証や工場監査を通じて、継続的な調達・管理の仕組みが確立されているかが確認されます。
また、リサイクル材の認証は、サプライチェーン全体に関わるものです。

  • リサイクル材回収業者
  • リサイクル材を混合する素材メーカー
  • リサイクル材含有素材から部品を作る加工メーカー
  • 最終製品を組み立てるメーカー

これらすべての関係者が対象となり、その立ち位置によって取得できる認証や評価内容が異なります。さらに、プレコンシューマ材か、ポストコンシューマ材か なのかによっても、認証の要求事項が変わってきます。
ケミトックスでは、お客様への綿密なヒアリングをもとに、これらの複雑なプロセスをわかりやすくご案内し、最適な認証取得をサポートします。


【お問い合わせ先】

担当:藤岡 博明
TEL: 03-3727-7111

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