普及が加速するバイオベース材料の海外展開をサポート
地球温暖化の問題が深刻さを増す中、化石燃料由来のCO2排出量を削減するため、植物由来の原料を使って製造されるバイオベース材料の活用が急速に進んでおります。
バイオベースを含む環境対応製品の製造・使用に際しては、環境負荷低減に対する実効性について第三者機関から評価を受け、認証を取得する取り組みが拡がっています。バイオベース材料では、ISCC Plus認証*1に代表されるマスバランスアプローチ*2が採用されるケースが多いですが、実際の製品におけるバイオベース度と、割り当てられたパーセンテージに齟齬が生ずるなど、消費者にとってはわかりづらいことが課題となっています。
*1: 欧州に本拠を置くISCCによって運営されている、持続可能な原料の利用や製造プロセスの透明性を国際的に証明するための認証制度
*2: 再生可能原料と従来原料が混合される製造工程において、投入した再生可能原料の量に応じて製品の一部にその属性を割り当てる管理手法
このような状況の中、欧州では、使い捨てのプラスチック袋について、一定以上のバイオベース度を持つ材料の使用を義務付ける動きが拡がっており、対外的な信頼性が担保されたかたちでの個別製品単位でのバイオベース度測定、及び認証取得の必要性が高まっています。
こうした流れを受け、先進諸国を中心に様々な認証機関がバイオベース度の認証スキームを運用しております。
ケミトックスは、これまでに構築してきた海外認証機関とのネットワークの下、バイオベース認証の迅速な取得のためのサポートを行っておりまず。
◆対応可能な海外のバイオベース認証スキーム
| 《TÜV AUSTRIAのOK biobased認証》 |
|
【認証取得要件】 |
| 《DIN CERTCOのDIN-Geprüft認証》 |
|
【認証取得要件】 |
| 《USDA: 米国農務省の認証》 |
|
USDAはTÜV AUSTRIAやDIN CERTCOのような第三者認証機関ではなく、バイオベース製品の普及促進を目的とした認証制度(BioPreferred Program)を運営する米国政府機関 【認証取得要件】 |
日本では、日本バイオプラスチック協会(JBPA)がバイオマスプラ認証の識別表示制度を運用しているほか、日本有機資源協会(JORA)が環境商品一般に対するバイオマスマークの運用を行っております。
バイオベース度の算出方法
太陽や宇宙から飛来する放射線の影響で、大気中にはごく微量の放射性炭素14 (14C) を含む二酸化炭素が存在しており、それが植物の光合成によりバイオマス原料に取り込まれています。
一方、石油等の化石資源にもともと含まれていた14Cは、地中に埋蔵されている間に半減期を過ぎ全量崩壊しています。この違いに基づき、材料中の14Cを測定することで、バイオマス由来炭素の割合(バイオベース度)を計算します。
分析方法は、炭素の同位体の質量で直接分離して計測する加速器質量分析装置(AMS)を用いる方法が一般的です。
その他、元素分析も併用したカーボン以外を含むバイオベース度の算定や、重量ベースの算定方法を定めた規格もあります。
◆主なバイオベース度/バイオベース重量算出の参照規格
| 算出方法 | 規格番号 |
| 放射性炭素年代分析を用いたバイオベース度(カーボン)算出 | ASTM D6866/ISO 16620-2/EN 16640 |
| 放射性炭素年代分析と元素分析を用いたバイオベース度の算出 | EN 16785-1 |
| バイオベース重量の算出 | ISO 16620-4 |
ケミトックスでは、これまでの実務経験と技術的知見に基づく事前相談や、各認証機関の特色を踏まえたご相談が可能です。お気軽にご相談ください。
お問い合わせ先
担当:藤岡 博明 庄子 日花梨
TEL:03-3727-7111
Email:hi-fujioka@chemitox.co.jp
![]() |
![]() |




