屋外で使用される高分子材料の耐候性試験
屋外で使用される高分子材料を用いた製品は太陽光の紫外線や
温度・降雨などによる湿度の影響を受けて劣化します。
これらの劣化要因を再現し高分子材料の耐性を確認する
耐候性試験を実施しております。
自動車などは内外装に多くの 高分子材料が使用されており
太陽光による紫外線や熱・降雨による湿度の影響を大きく受けます。
弊社では太陽光の紫外線や水の噴霧劣化を評価する、キセノンランプ式
耐候性試験機を所有しています。
耐候性試験機 |
規格番号 | 規格名 |
---|---|
UL746C Clause 25 |
Ultraviolet Light Exposure |
ISO 4892-2 | Methods of exposure to laboratory light sources — Part 2: Xenon-arc lamps |
SAE J2412 | Accelerated Exposure of Automotive Interior Trim Components Using a Controlled Irradiance Xenon-Arc Apparatus |
SAE J2527 | Performance Based Standard for Accelerated Exposure of Automotive Exterior Materials Using a Controlled Irradiance Xenon-Arc Apparatus |
JASO M346 | 自動車用内装部品のキセノンアークランプによる促進耐光性試験方法 |
DIN 75220 | 疑似太陽光による自動車部品の劣化試験 |
UV-C殺菌機器に使用される高分子材料の劣化評価
紫外線は高分子材料を劣化させる要因として知られています。紫外線は
波長によりUV-A(A波)、UV-B(B波)、UV-C(C波)に
分けられます。このうちUV-Cは通常、オゾン層で吸収されるため
地表にはほとんど到達しませんがその強い殺菌効果から医療用途機器
に用いられてきました。
太陽光と各種光線の波長の関係 |
最近では新型コロナ対策としてのニーズの高まりから医療用途以外にも
様々な殺菌製品が市場にみられるようになりました。
しかしながらUV-Cは 高分子材料を著しく劣化させ、色調の変化
機械的強度の低下などをもたらし、殺菌器本来の性能を低下させる
ばかりでなく、紫外線漏洩が発生すると使用者を危険な状態にさらす
可能性があります。殺菌器などUV-Cを用いた製品に使用される高分子
材料の劣化評価を提供いたします。
UV-C照射試験機 |
お問い合わせ先
担当:堀水 真
TEL:0551-42-5061
担当:堀水 真
TEL:0551-42-5061