プラスチック材料評価試験

酸素指数試験

酸素指数試験は、材料の自己消火性を評価する試験方法です。酸素濃度を調整できるガラス製カラム内に試験片を設置し、バーナー炎で試験片に点火後、継続燃焼の有無を観察します。カラム内の酸素濃度を上下させながら試験を繰り返し、継続燃焼が起こる最小酸素濃度を特定します。
試験結果は酸素指数(Oxygen Index: OI)として記録され、材料の難燃性を定量的に評価することが可能です。

<ケミトックスの特徴>
・ 最新ISO規格に準拠した装置校正を実施

試験方法の規格であるISO 4589-2の最新版では、試験条件設定のために用いる装置について厳密な校正の実施が求められています。ケミトックスでは、この最新規格の要求に即した校正を定期的に実施し、常に高品質の試験サービスを提供できる体制を整えております。

・ ISO 17025認定取得
ケミトックスは、酸素指数試験についてISO 17025認定を取得している国内では数少ない試験機関の1つです。ISO 17025認定試験所の発行するレポートは、その信頼性が国際的に認知されているため、国内のみならず海外とのビジネスにおいても材料の特性を証明するエビデンスとして広く活用することが可能です。

<規格対応一覧>

規格番号 規格名
ISO 4589-2* Plastics — Determination of burning behaviour by oxygen index — Part 2: Ambient-temperature test
JIS K 7201-2 プラスチック−酸素指数による燃焼性の試験方法−第2部:室温における試験
ASTM D2863 Standard Test Method for Measuring the Minimum Oxygen Concentration to Support Candle-Like Combustion of Plastics (Oxygen Index)
GB 2406.2 Plastics – Determination of burning behaviour by oxygen index – Part 2: Ambient-temperature test

*: 欧州の鉄道車両火災防護規格であるEN 45545-2において、主に小型部品に対する要求事項であるR22, R23, R24の試験項目として、ISO 4589-2に基づく酸素指数試験が規定されています。
ケミトックスは、ISO 17025認定試験所として、EN 45545-2適合証明のための正式な試験の実施が可能です。
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**: ISO 4589-3(高温での酸素指数試験)については、協力機関への委託というかたちでご依頼をお受けしております。

<試験片の形状>

タイプ サイズ(mm) 材料
I 80-150 x 10 (±0.5) x 4 (±0.25) 成形材料用
II 80-150 x 10 (±0.5) x 10 (±0.5) 発泡材料用
III 80-150 x 10 (±0.5) x≦10.5 “受け入れ状態”でのシート材料用
IV 70-150 x 6.5 (±0.5) x 3 (±0.25) 自立成形材料もしくはシート材料、又は電気用途用の代替寸法
V 140 (+0/-5) x 52 (±0.5) x≦10.5 可とう性のフィルム又はシート用
VI 140-200 x 20 x 0.02-0.1 “受け入れ状態”での薄肉フィルム用 直径2mmの棒により巻き上げて自立可能なフィルムが対象。

材料の性状によって適切な形状タイプを選定する必要があります。ケミトックスでは、全タイプのサンプルの試験に対応しています。


【お問い合わせ先】
担当: 黒崎 祐太郎
Mail: yu-kurosaki@chemitox.co.jp
TEL: 0233-25-2011

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