放電性能のご紹介
◆試験条件および要求
試験名 | 規格番号 | 条件 | 要求 |
リチウムイオン電池
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JIS C8715-1 |
1. 単電池又は電池システムを、とくに指定がない限り周囲温度25±5 ℃において製造業者が指定する方法によって充電する。 2. 単電池又は電池システムを、周囲温度25±5 ℃で1〜4時間静置する。 3. 単電池又は電池システムを、周囲温度25±5 ℃及び下記表に規定する電流値で、製造業者が指定する放電終止条件まで放電し、このときの放電容量を測定する。 4. 測定した放電容量の定格容量に対する割合が、下表に規定する値以上であることを確認する。 |
下記表参照のこと |
IEC 62620 |
放電条件 | 最低放電容量 | |||
電流値(A) | 放電タイプ※1 | |||
S | E | M | H | |
(1/n)It | 100% | – | – | – |
0.2It | – | 100% | 100% | 100% |
1.0It | – | – | 95% | 95% |
5.0It | – | – | – | 90% |
※1:放電タイプについてをご参照ください。単電池又は電池システムが放電タイプE、M及びHの場合、nは5である。放電タイプSの電池システムの場合は、nは8、10、20又は240のいずれかである。
リチウムイオン電池の最も基本的な性能である放電容量を求める試験です。規格によっては安全性試験の前後に要求されることもありますが、弊社では安全性試験とセットでのご依頼も受け付けています。条件が異なる低温放電性能や高率放電性能についても各技術ページをご確認ください。
試験例や用語などについては技術資料:放電性能についてをご参照ください
リチウムイオン電池の安全性試験
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