印加電圧(Voltage)に対し、絶縁破壊が生じる時間(time)を測定し、絶縁性能の時間依存性であるV-t特性を取得することで、市場における絶縁材料の寿命を推定することができます。
作成したサンプルに試験電圧を印加し、印加電圧(Voltage)に対し、絶縁破壊が生じる時間(Time)をプロットします。プロットから適切な近似線(V-t特性線)を作成することで、製品の実用電圧における寿命を推定することが可能です。下記結果を例とすると、100Vでは約400,000時間の寿命があると予測できます。
ケミトックスでは、高圧電源を用いた最大AC/DC10 kVまでの試験に対応しています。さらに、電圧印加源としてマイグレーションテスタを使用することで、微小電流値を個別に測定でき、絶縁劣化挙動も詳細にモニタリングすることが可能です。また、真鍮電極などの試験治具作製についてのご相談も承ります。
〇サンプル例
メタルベース基板、プリント配線板、樹脂板、フィルムなど
〇仕様
・試験環境:-40~260℃/20~98%RH
・最大印加電圧:AC(50/60 Hz)/DC10 kV
お問い合わせ先
担当:須藤 正喜
TEL:03-3727-7111