■ リチウムイオン電池の放電における温度特性
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| 図. 各環境温度における放電カーブ |
[試験条件]
- 放電(定電流モード:33A)
- 試験環境: -10℃、0℃、10℃、20℃、30℃、40℃
図は各環境温度における放電カーブです。充電後、各環境温度にて24時間放置後、その環境温度で放電特性を測定した結果です。-10℃から40℃まで10℃刻みで測定を実施しております。
40℃で最も電圧が高く、温度が低下するにつれて電圧が低下し性能が低下していることが確認できます。
これは、温度が低下することで、電解液のイオン電導度が低下し、内部抵抗が増加するためです。
また0℃のグラフでは、放電直後、電圧が急激に低下し、その後徐々に増加している様子が確認できます。
これは、放電により電池自身が発熱し、電池温度が上昇したためです。
-10℃の放電カーブは、電圧の低下量が大きいため、放電直後に放電終止電圧に到達し、ほぼ放電容量が確認できない結果となりました。
ケミトックスでは、-40℃から100℃の範囲での充放電試験が可能です。
リチウムイオン電池のご利用をご検討のお客様は、仕様どおりの性能であるかの確認等、リチウムイオン電池の評価に是非ご利用ください。
■ 温度による交流内部抵抗の変化
リチウムイオン電池の性能要求として低温における放電性能があります。二次電池に限らず、一次電池においても低温での放電性能低下は大きな課題です。温度が低下すると電解質中のリチウムイオン電導度も低下し、その影響で電池内の内部抵抗が増加します。正極材料が異なる市販の18650型リチウムイオン電池サンプルA:ニッケル系、B:マンガン系、C:コバルト系と、寸法が異なるφ40mm程度のD:リン酸鉄系の交流内部抵抗を20℃から-20の温度範囲で比較したところ、下グラフの通り商品によっては2倍以上も抵抗値が上昇しているものもあります。それだけリチウムイオン電池に対しては温度の影響は大きく、上記表の通り低温温度においても放電容量性能に要求があります。

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担当:坂本 清彦 k-sakamoto@chemitox.co.jp
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