リチウムイオン電池 温度特性 測定例

図. 各環境温度における放電カーブ

[試験条件]

  • 放電(定電流モード:33A)
  • 試験環境: -10℃、0℃、10℃、20℃、30℃、40℃

図は各環境温度における放電カーブです。充電後、各環境温度にて24時間放置後、その環境温度で放電特性を測定した結果です。-10℃から40℃まで10℃刻みで測定を実施しております。
40℃で最も電圧が高く、温度が低下するにつれて電圧が低下し性能が低下していることが確認できます。
これは、温度が低下することで、電解液のイオン電導度が低下し、内部抵抗が増加するためです。
また0℃のグラフでは、放電直後、電圧が急激に低下し、その後徐々に増加している様子が確認できます。
これは、放電により電池自身が発熱し、電池温度が上昇したためです。
-10℃の放電カーブは、電圧の低下量が大きいため、放電直後に放電終止電圧に到達し、ほぼ放電容量が確認できない結果となりました。

ケミトックスでは、-40℃から100℃の範囲での充放電試験が可能です。
リチウムイオン電池のご利用をご検討のお客様は、仕様どおりの性能であるかの確認等、リチウムイオン電池の評価に是非ご利用ください。

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担当:坂本 清彦
TEL:0551-42-5061 FAX:0551-20-6335

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