高効率な革新的太陽光追尾システムの開発とその実証実験の紹介
セミナー概要
ケミトックスは2014年に「積雪時における高効率発電」に関し、NEDOとの共同実証実験を山形県新庄市において開始しました。
多雪地域では冬季にパネル上の積雪により発電量が低下する問題がありますが、90度垂直設置することにより太陽電池への積雪を回避しさらに雪面の太陽光反射を効率よく取り込むことで、他の角度よりも高い発電量となることを確認しました。このようにシステムを工夫することで、積雪地域でも十分に太陽光発電に適した土地となります。
その後この実証実験をもとに更なる超高効率発電をめざし、ファインテック社と高効率太陽光自動追尾システムを用いて、多雪地域における共同実証実験を行っています。
本システムは、ワイヤーとモーターで駆動し太陽光を追尾します。従来他社の追尾型とは異なり、太陽光パネルと追尾式架台との一体化による自動追尾を実現し、効率的に受光することで最大で60%発電量を増加させることに成功しました。
また、雪面反射光による発電量増加効果および両面受光パネルによる積雪時の発電量等の実験結果について発表を行います。
- NEDOとの共同実証実験による1軸太陽光追尾システム
- NEDOとの共同実証研究
- 動画による1軸追尾システムの紹介
- 積雪時の発電効果
- 雪面反射効果について
- 片面および両面パネルの発電効果の比較
- AIの活用による発電効率の最大化
- ファインテックとの共同実証実験による2軸太陽光追尾システム
- 2軸追尾システムの機構
- 2軸追尾システムの遠隔操作
- 動画による2軸追尾システムの紹介
- 積雪時における50%以上の発電効果UPについて
- 雪面反射効果について
- 片面および両面パネルの発電効果の比較
- 災害対策としての積雪防止機能など
