太陽電池・太陽光発電評価試験

LED故障・信頼性試験

LED高温高湿度による促進環境試験、故障解析
大型積分球による 全光束、分光分布測定

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■促進高温高湿試験
LED製品は、高温高湿により封止樹脂、蛍光体、反射材、ボンディングの劣化が生じ、全光束低下、発光色変化が起きることが知られています。高温高湿環境下でのLED(LEDチップ、LEDモジュール)の劣化評価に加え、別途低湿度環境での高温度試験を併用することで、高温環境での劣化に加え、高湿度がLEDにおよぼす影響の調査が可能
■温度サイクル試験
繰り返しの熱的負荷をかけ、LEDの品質を評価します。規格に基づく試験のほか、温湿度を組み合わせた、柔軟な試験条件の設定も可能です。
■熱衝撃
規格で要求される熱衝撃試験はもちろん、弊社設備では低温側-65℃、高温側+300℃まで設定することができますので、ご希望の厳しい熱ストレスを与えることができます。
■故障解析
促進試験によって劣化したLEDチップの原因探明を行います。劣化場所の探索、材料劣化の不具合など、SEM-EDX、化学分析などの手法を使用して故障の原因調査を行います。
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LED等各種照明機器の性能信頼性評価として、直径2mの大型積分球と分光測光器を用いて精度の高い測定結果をご提供いたします。信頼性試験の前後での明るさや分光分布の変化を測定、解析することで、劣化原因の調査を可能にいたします。

 

●積分球・分光器の主な仕様
測定サンプルサイズ 最大1,600㎜(一般的な直管型LED[蛍光灯型LED]に対応)
分光測定波長域 360nm~830nm(可視光領域に対応)
波長分解能 / 精度  0.5nm/±0.3nm
測定パラメータ  全光束、相対分光分布(分光スぺクトル)、相関色温度、色度、
演色性評価数、発光効率
積分球による測定について
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 ① 積分球の中心部に試験サンプルを配置します。その際、サンプルからの光がそのまま分光器に入射しないよう、遮光板が設置されます。  ② 積分球の内壁は、高反射率の白色塗料が塗布されているため、光は壁面で拡散反射を繰り返します。繰り返しの拡散反射により、積分球内の光強度が均質化されます。  ③ 均質化された光を分光器で検出します。検出光は均質化されているため、サンプルから放射された光をすべてを合算した光束(全光束)が求まります。また、各種相対分光分布、相関色温度、色度、演色性評価数、発光効率も同時に測定されます。
 ■全光束
光源から放射される光の量を示し、全方向に放射された光束を全光束と呼びます。
照明器具の明るさの指標となり、単位の㏐(ルーメン)で表されます。
■相対分光分布
可視光領域となる、360nm~830nmの分光分布を測定します。
分光分布の測定を行うことで、明るさ評価だけではなく、色温度・演色性・xy色度座標など、光の色味についての評価も可能になります。

お問い合わせ先
担当:栗本 晴彦
TEL:0551-42-5061

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